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シンボルとしてのヒヤシンス

シンボルとしてのヒヤシンス アイキャッチ 植物

ヒヤシンスは春の訪れとともに咲き出す球根植物です。ヒヤシンスは香りもあり花色も豊富なため、その姿を目にすると心が晴れやかになりますよね。そうしたヒヤシンスの姿から【春の訪れ】や【甘美な香り】がシンボルとしてあらわされます。

一方でギリシャ神話の中ではヒアシンスが誕生した際の物語を見た目通りの明るい物語としては描かれておらず、その物語からシンボルとしては【思い出】や【悲しみ】をあらわしています。

見た目とは違うシンボルが生まれたきっかけとなったギリシャ神話ではヒヤシンスがどのような物語を経て誕生したのか気になりますよね。まずはヒヤシンスがどのような花か知るために、その特徴から見ていきましょう。

ヒアシンスの特徴

16世紀に地中海沿岸からイタリアを経てヨーロッパに伝わり18世紀のはじめごろには水耕栽培ができることが知られていたそうです。

現在流通しているヒヤシンスは大きく分けると

 ①オランダを中心に品種改良されたダッチ・ヒヤシンス

 ②フランスで品種改良されたローマン・ヒヤシンス

の二種があり、切花としてよく流通しているのは①になります。

学名Hyacinthus orientalis
分類ユリ科ヒヤシンス属
草丈15-25cm
原産地ギリシャ、シリア、小アジア
開花時期2月-4月
花持ち約10日
流通時期1月-5月、11月-12月
花色赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、青、白

ギリシャ神話におけるヒヤシンスの誕生

《ヒュアキントスの死(1752)》ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ(1696-1770)

属名のヒヤキントスはギリシア神話に登場するスパルタ王の息子の少年ヒュアキントスの名前が由来となっています。 

彼の容姿は美しく魅力的であったため太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスの2人の神に愛されていました。

ある日、アポロンとヒュアキントスの2人が楽しそうに円盤投げをしている様子を見たゼピュロスは激しく嫉妬します。ゼピュロスは腹いせにアポロンが投げた円盤に強く息を吹きかけてその方向を変えましたが、その先にはヒュアキントスがいました。円盤はそのままヒュアキントスの額に直撃してしまい少年は血を流しながら死んでしまいます。

なすすべもなくアポロンは深い悲しみに沈んでいました。ふと目をやると、傍らにはヒュアキントスの流した血だまりの中から美しい紫色のヒアシンスの花が咲いていました。アポロンはヒアシンスを見ながら「AI、AI(悲しい)」と嘆きながら、花びらにその文字を書き記したそうです。

もしかしたら、そうすることでヒュアキントスとの思い出を記憶に刻み込みたかったのかもしれませんね。

今も花びらにはアポロンが書いた文字のような筋が見えるのだといいます。

このギリシア神話のヒアシンスの誕生を描いた物語から【思い出】や【悲しみ】といったシンボルをあらわします。

最後に

ヒヤシンスは雪どけとともに明るく綺麗な色の花が咲き始めるので春の訪れやその喜びを告げるような花ですが、ギリシャ神話の中では悲しい恋物語の末に誕生した花として描かれていました。そういった意味では喜びと悲しみの二面性を表す奥行きのある花と言えそうですね。

参考文献

植物
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