わが家のみーくん(当時3歳)が家庭菜園を通して、できたことやできなかったことなどを記録した記事です。メリットやデメリット、気をつけたい点、おすすめの野菜などをまとめました。
小さなお子さんと一緒に家庭菜園を楽しみたいという方の参考になれば嬉しいです。
何歳から一緒に家庭菜園が楽しめる?
きっと何歳から家庭菜園をスタートしても問題はないと思います。
年齢によってできることやできないことはありますが、作業以外にも虫探しや土遊びなど楽しいことはたくさんあります。親子が同じ空間で楽しむということが大切なのではないかと感じています。
わが家のみーくんは、1歳頃から庭遊び、2歳頃から畑デビューとなりましたが、家庭菜園の作業畑を本人が楽しめるようになったのは3歳頃からです。
小さな子どもが家庭菜園で気をつける点
みーくんは、お口で何でも確かめたい欲が激しめのタイプだったので、土などを食べないかなどの心配が大きくありました。今では良い思い出ですが、1歳の頃に虫を食べたことも…。畑で一緒に作業をするタイミングとしては、物を口に持って行く頻度が減ってから、と考えていました。
でも、頻度は減っても、3歳になっても相変わらず何でも食べてしまうタイプなので、今でも目を光らせています。。。
同じように「何でもお口で確かめたいタイプの子」は、畑デビューのタイミングは、その子に合わせてよく考えた方が良いかもしれません。
家庭菜園を通して子どものメリットとデメリット
もちろんメリットは本当にたくさんあると思いますが、母視点で強く感じたメリット・メリットをあげてみます。(個人の意見です)
【メリット】
- 野菜に詳しくなり、食育や台所育児、栄養学につながる
- 虫に興味を持つ
- 料理にも興味を持ち始める
- お外遊びが大好きになる
- 作業後の達成感が味わえる
- 好きな野菜がもっと好きになる
- 親子の時間が作れる など他にもたくさん
【デメリット】
- 服が汚れる
- 爪に入った土がなかなか取れない
- 食べちゃう系の子は、土などをお口に持って行く可能性もある
- 畑は足元が転びやすい
- 道具などの管理に注意が必要(特に好奇心強めタイプ)
- 目が離せないため、自分の作業に集中できずはかどらない など
【残念なお知らせ】
「家庭菜園をしていても、本当に嫌いな野菜は、ずっと嫌い」
苦手な野菜を克服できるかというと、正直そうでもありません(笑) 過度な期待はしないように注意。もっと長い目で見つつ、先々克服してくれる時が来るかもしれない、と祈るような気持ちでいます。
マイナスポイントも多く上げてしまいましたが、わが家としては「家庭菜園→食育→台所育児→栄養学」に繋がっている点が最大のメリットに感じています!
例えば、畑で玉ねぎを収穫する、玉ねぎを使った料理に興味を持つ、玉ねぎを包丁で切りたい、玉ねぎは身体に良い(血液がサラサラになる)という流れです。とても自然な流れで学びに繋がっている気がしています。
わが家の3歳児の子どもと一緒に収穫した野菜と実際の感想
家庭菜園での、みーくんのお仕事は、主に「収穫」「収穫カゴへ運ぶ」を頑張ってもらいました。収穫時に、ハサミが必要な場合は大人が作業をしています。
みーくんに作業が難しい場合は、「ほぼ見学」と言いながら、そばで土いじりもしくは虫探しなどを楽しむという場合も多くありました。
感想は、みーくんの好き嫌いの度合いにもよるため、ご参考までに。
【良かった】
- 落花生
収穫は、引っ張って尻もちをつくのが可愛かった。引っ張る力が必要。 - ミニトマト
低い場所の収穫を担当。青いのも採っちゃうけれど、良しとした。 - ピーマン
「嫌いだな」と言いながら収穫。 ※みーくんはピーマンが嫌いです。 - ムカゴ(山芋)
小さなむかごも上手につまんで収穫。 - キュウリ
心配していたイボイボの触感は平気。ハサミは大人が使用。来年はハサミもお願いしたい。 - ゴーヤ
「食べない」と言いながら収穫。 ※みーくんはゴーヤが嫌いです。 - ミニカボチャ
収穫カゴへ運ぶ係。ハサミは大人が使用。 - スナックエンドウ
低い場所の収穫を担当。茎からサヤを取るの少し苦戦したが、イチゴより取りやすかった。 - ブロッコリー
主に見学。収穫時のハサミは大人が使用。小さな側花蕾を収穫担当(ハサミ不使用)。 - トウモロコシ
収穫は高さと力が必要なので、主に見学。ひげ&皮むきを担当してもらった。楽しそうだった。 - ダイコン
子どもの力でも引っ張って収穫できるよう、短くてずんぐりむっくりタイプの品種を選んだ。(長い品種は折れるかも) - ブルーベリー
味見といいながら爆食。熟し具合を見極めるのが難しかったけれど、とても楽しんでくれた。 - イチゴ
時々水やりと収穫。茎から実を採るの少し苦戦。酸味の当たり外れがあり味的に難しい点も。 - バナナ
主に見学。収穫カゴへ運び、熟し具合をチェック。栽培期間が長く、甘さ控えめなのがマイナスポイント。 - ブドウ
主に見学と味見係。収穫時はテンションが上がった。 - イチジク
虫が来ていないかチェックと低い場所の実の収穫を担当。実が熟すと子どもの力でも取れやすい。
【良し悪しあった】
- パイナップル
主に見学。実の表面のトゲは平気だったけど、冠部分の葉は刺さるととても痛い。でも、収穫時の喜びは1番高かった! - 小玉スイカ
主に見学。収穫後に、スイカを持ちたがったが、落としそうで怖かった(親の心試される)。スイカ大好きになった! - キンカン
低い場所の収穫を担当。何度も味見をする…。拾い食いもして親としては困るが、本人はとても楽しそう。
【難しかった】
- ナス
トゲが痛い。ハサミは大人が使用。まったく興味が持てない。 ※みーくんはナスがとても嫌いです。 - オクラ
トゲが痛い。ハサミは大人が使用。収穫のオクラが、高い場所にあるとさらに難しい。 - サツマイモ
掘る時に、スコップの使い方が難しく、サツマイモを傷つけてしまった。案外難しい。汁で手や服が汚れて落ちなくて困る。 - ジャガイモ
掘る時に、スコップの使い方が難しく、ジャガイモを傷つけてしまった。案外難しい。 - アスパラ
収穫時にポキッと折る場所決めが難しい。茎が太いと折り方も難しい。細い茎はokだが、細いのには興味なさげ(本人は太いのが収穫したい)。
小さな子どもと家庭菜園「野菜選び」のポイント
小さい子どもと一緒に家庭菜園をする時の、野菜選びのポイントは次の2点を考えました。
- 道具を使わずに、子どもの力でも収穫できること
- 少し青い状態のものを収穫しても、料理すればなんとか食べれること
小さな子と家庭菜園をするのに、おすすめの野菜・果物
20種類以上の野菜や果物を、3歳のみーくんと実際に収穫をしてみて、母ぐるりが特におすすめのもの5つに絞ってみました。
ミニトマト | たくさん収穫ができて楽しい。収穫時に食べすぎ注意。収穫ピーク時期は毎日食べれて楽しい。黄色や緑など、赤以外のカラートマトもおすすめ。 |
落花生 | 収穫時に引っ張る力が必要だけれど、それはそれで楽しい。茹でても炒めても、想像以上にとんでもなく美味しい。 |
スナックエンドウ | 収穫時の引っ張ってプチッと採れる感じがなんとも良い。指先を使うので、作業としても良い気がする。比較的小さいスナックエンドウを調理すれば、柔らかく食べやすいかも(大きいと筋っぽい)。 |
ブルーベリー | たくさん収穫ができて楽しい。収穫時にこっそり食べるのがとても楽しげ。ベロが紫になるのも楽しい。ただただ食べすぎに注意。 |
果物いろいろ | 主に見学になってしまうけれど、収穫時のテンションや食べる時のテンションはとても上がるので、見ている親も幸せ。栽培が少し難しくても、子どもが好きなものを育てるのが、きっと一番良いのではないかと思い始めた。 |
気をつけたい点としては、トゲが多い野菜です。ナスやオクラなどの夏野菜、キュウリも少しトゲっぽいので感覚が繊細な子は気をつけた方が良いかもしれません。また、パイナップルの葉は刺さるととてつもなく痛いので注意なのですが… でも、わが家ではとっても喜んでくれるので、大変微妙なところです^^;
さいごに
植えてみたい野菜や果物があっても、栽培が難しいと諦めがちですよね・・・でも、思い切って好きなものを育てるのが一番良い気がしています。
果物もいくつか栽培しましたが、3歳児ができる作業は少なくほぼ見学でした。にもかかわらず、収穫時と食卓の時の喜び方は野菜の何十倍もありました!直接的に作業ができず、隣で見てるだけでも、土いじりでも虫探しでもまったく問題ないんだなと強く感じました。
そして、本当に残念ではありますが「家庭菜園をしていても、本当に嫌いな野菜はそれなりにずっと嫌い」だと言うこと…(笑)
3歳時点ではありますが、子どもの好き嫌いについては、あまり期待し過ぎない方が良いかもしれません。(4歳時点でも、嫌いなままです…)
この先、みーくんがもっと大きくなった時に、小さな頃の家庭菜園の体験が何かしら良い影響があると嬉しいなと密かに思っています。
親子で家庭菜園をするイメージが少しでも膨らめば幸いです^^
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